2001/05 No.282より
カトリック福音センター ニュース No.2 2001/5
〒604-8855 京都市中京区壬生淵田町26
養成シリーズ 病人訪問
養成シリーズ 病人訪問コースに寄せて −キリストの眼差しの中で−
高齢化社会が進むにつれ病人が増え、病むこと、老いることへの関心が高まるばかりか避ける事の出来ない状況の只中に立たされています。その中では、多くの人々が病人をかかえ、看病や介護にかかわっておられたり、あるいは、ボランティア活動を通して病人と接し奉仕にたずさわっておられます。しかし生き生かされている者として、生老病死は誰もが直面しなければならない現実です。
私たち自身が病むこと・老いることにどのように向き合い関わっている事でしょうか。苦しむ人の気持ちを和らげ、安らぎをもたらす訪問のあり方、接し方はどうあれば良いのでしょうか。
福音センターは、こうしたニーズに応えるために病院訪問コースを企画・実施して参りました。今回も沼野尚美先生と共に下記のプログラムを実施します。
聖書には、病人の存在は単に奉仕の対象としてではなく、病人も共同体の一員としての役割の中で考えられ、イエスの癒しが共同体の祈りの中で行われていることが記されてい
ます。 自分や他人の苦しみを一緒に背負ってくださるキリストの眼差しを、病める人も援助する人も共に見出していきたいものです。
養成シリーズ 病人訪問 いやされるかかわり
・日 時 : 2001年 5月25日(金) 16時
〜 5月27日(日) 15時終了
・場 所 : 宝塚 売布(めふ)黙想の家 阪急宝塚線 売布下車5分
(0797-84-3111)
・講 師 : 沼野 尚美 師
・内 容 : かかわること 〜 病床訪問の心得
自分に気づくこと 聴く姿勢を育てる
病人と共同体(家族)
・申込み方法 5月15日までに !
氏名・住所・郵便番号・電話番号をご記入の上、参加費20,000円を添えてお送り下さい。
郵便振替の場合⇒口座番号14460 27065111 カトリックきょうと福音センター
・申込先 〒604−8845 京都市中京区壬生淵田町26
カトリック福音センター 養成コース係
Eメール fukuin−c @thia .ocn .ne .jp まで
良い便りの証し人の養成
<そばに置くキリスト>
イエスは、各福音書にありますように、その伝道活動の始めからご自身の協力者の教育をなさいます。イエスは弟子たちを「自分のそばに置く」(マルコ3・14)ことによって、暖かく、しかも忍耐強く、良い便りの証人として育てていきます。
<弟子を養成するキリスト>
イエスによる弟子の養成はおおまかに二つの要素を含んでいます。1つ目は、他者の必要や苦しみに気づく人間形成です。2つ目は、祈りと御言葉への奉仕者(使徒言行録6・4)になることです。
別な表現を使うならば、自由な心をもって、自己を神にゆだね、イエスの十字架への道とその死と復活の意味を少しずつ理解していくことです。
今回は1つ目の要素について考えてみたいと思います。
<人の痛みを癒すキリスト>
人間形成の要素には奇跡が目立ちます。今年朗読されているルカ福音書を例えとしてみると、4章から9章までに次の様な場面があります。
悪霊つきの癒し、シモンの姑、らい患者、中風患者、手の不自由な人、百人隊長の僕、ナインのやもめの息子の奇跡、静められた嵐、ゲラサの悪霊つき、出血症の女性、ヤイロの娘、パンの増加などの奇跡物語が記されています。
<弟子の感受性をそだてるキリスト>
弟子たちはこれらの癒しの出来事の目撃者として、苦しむ人々に近づく機会を得て、社会の中にどれほど見捨てられた人がいるか、どれほど堕落があるかを目の前にして、感受性のある者となるように養成されたのです。イエスはご自分の持っておられる他者の痛み苦しみを見抜く力に弟子たちをあずからせてくださいます。
弟子にとってこの最初の訓練は大切で、良い便りを伝える者になるためには、どうしてもこの道を経なければなりません。
私たちも、苦しんでいる人や病人への奉仕をすることによって、福音の魅力、イエスの死と復活の力を再発見し、良い便りの証し人になっていきたいものです。

互 い に 重 荷 を 担 い な さ い (ガラテヤ 6・2)
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