2021/2/14
お久しぶりです、もときです!
今週のオンラインじょばにはHon de caféです!
最近本を読むことがないので、数年前に読んでおもしろかった、松本修著「全国アホ・バカ分布考」という本を紹介します。
この本は、朝日放送探偵ナイトスクープのある依頼が元となっています。探偵ナイトスクープは、視聴者からの依頼に基づいて、「この世のあらゆる謎や疑問を徹底的に究明する」、人気バラエティ番組です。この番組の1990年1月20日放送の回で、ある大阪生まれの男性から、
東京出身の妻と言い争う際に、自分は「アホ」、妻は「バカ」と言い、お互い聞き慣れない言葉に傷付くという経験から、ふと東京と大阪の間に「アホ」と「バカ」の境界線があるのでは?と思ったので、東京からどこまでが『バカ』で、どこからが『アホ』なのか調べてください。
といった依頼が来ました。この依頼を担当した北野誠探偵は、東京から西に向かいながら「アホ」と「バカ」の境界線を見つけるはずが、名古屋でどちらでもない「タワケ」が突然出てきたことによって、「アホ」と「タワケ」の境界線を探す方針に変更。結局「アホ」と「タワケ」の境界線は何となく岐阜県不破郡関ケ原町にあるということが分かりましたが、スタジオではほかの地域も知りたいなどと大反響でした。そのため、番組はこの調査を続け、視聴者からの情報提供などにより、一年以上たってから「日本全国アホ・バカ分布図」が完成したというものです。
この一連の調査内容や、分布から発見した学者驚愕の真実、裏話などが、番組プロデューサーだった松本修氏によって細かく記録されていて、大変興味を掻き立てられる作品となっています。
探偵ナイトスクープが好きな方、言語学や地理、歴史などに興味がある方はぜひ読んでみてください!
もとき