2013/8/27
みなさんこんばんは!
去る8月5日から7日にかけて、京都教区中学生 広島平和巡礼が行われました!
今回のテーマは、「大切ないのち~広島からのメッセージ~」
青年センターからは、7人の青年がリーダーとして参加しました!
ここ数年、この中学生広島巡礼には、京都教区の姉妹教区である
韓国の済洲(チェジュ)教区の中学生も一緒に巡礼に行っています^^
京都教区の大塚司教様も、日程を共にしてくださいました!
同行司祭やスタッフも合わせて、60人を超えた今回の巡礼の様子をご報告☆
1日目は、広島に着いていきなり盛りだくさんの行事!
まずは、幟町(のぼりちょう)教会という、広島のカテドラルで、実際に原爆の被害に遭った方のお話を聞く、
被爆者証言を聴きに行きました。
終戦から68年経った今年。実際に原爆の被害の悲惨さを目にされた方は少なくなっていっています。
とても貴重な体験です。心動かされた中学生も少なくなかった様子。
その後、原爆ドームのある、平和記念公園に移動し、幟町教会へ向けて平和行進をします!
突然の夕立に降られ、みんな全身ずぶ濡れ!真夏にも関わらず、寒いくらいでした(>_<)
集合場所に行くと、いろんな教区の青年が来ていました^^
手作りのプラカードを持って、大きな声で歌いながら、広島の商店街や、街の中を歩きました!
最初は市民の人達に注目されて恥ずかしかったという中学生も、
リーダーや神父様達が大声で歌っているのに合わせているうちに、楽しくなった!と言ってくれました♪
幟町教会に着くと、冷たいお水を信徒の方々が振舞って下さいました^^
みんなたくさん歌って歩いたので、大喜びでいただきました♪
聖堂に入って、平和祈願ミサに皆で与ります!
例年のことながら、とってもたくさんの参列者の方々がいらっしゃいました。
リーダー達は、わざわざ椅子を増やしていただいて座らせてもらいました(笑)
司式には、全国から司教様や神父様がいらっしゃり、さらには海外から枢機卿様まで!
日本全国、さらには世界までもが、平和を祈っていると感じた瞬間でした。
1日目は、だいぶ遅くの宿舎への帰宅…お風呂を銭湯で10分(!)で済ませ、
23時を過ぎての就寝となりました。
2日目は、8月5日。広島の原爆の日です。
皆、朝早くに起床し、原爆投下の目印ともなった、相生橋(あいおいばし)へ向かいます。
広電で原爆ドーム前で下車すると、そこにはすでに、ものすごい人の量!
警察も総出で警備をし、物々しい状況でした。
相生橋の真ん中付近へ行き、8時15分、原爆投下の瞬間。
鐘の音に合わせて皆で心を一つにし、あの日の広島と、これからの平和を思って黙祷しました。
その後、平和記念公園の中にある、たくさんの慰霊碑の中から数カ所を班ごとに回り、
ゴールに決めていた原爆の子の像に集合し、皆で折った千羽鶴を捧げました。
そして、平和記念資料館の見学へ向かいます。
ここでは班行動ではなく、自由に時間を使ってもらって、資料館の中を見学してもらいました。
ここには本当にたくさんの資料があります。中学生達の目には衝撃的な物も多かったかもしれません。
大人になった私たちでも、目を塞ぎたくなるようなものがほとんどです。
それでも、どんな印象でも良いので、たくさんの事を焼き付けて帰って欲しいと思いました。
それから宿舎に帰り、分かち合いの時間!
リーダー2人から、導入の話をしてもらった後、分かち合いに入ります。
テーマに合わせて、2日目半ばまできての感想や、みんなが思う平和とは。
いのちを大切にするにはどうしたらいいか。などなど。みんなの思いや、リーダーの思いを分かち合いました!
みんなの真剣な眼差しが印象的です。
これでほとんどの行事は終了!
夜には感想文を書き、休憩の時に、司教様からいただいたアイスを食べ、
みんなでレクリエーションをしたりしながら楽しく過ごしました!
3日目、9時にバスで広島を出発し、無事に全員が、京都に帰る事ができました。
大変な事もありましたが、たくさん学ぶことがあり、楽しいひと時もあり、本当に充実の3日間でした!
内容のたくさん詰まった3日間。
少しでも多くの事を、中学生達が、広島から学んでいてくれたらいいなぁと、リーダーたちは思っています。
冬には、また中学生会が行われます!
青年センターのリーダーたちが、また気合を入れて準備をする予定です♪
(文責:河原町教会 橋本仁子)