カトリック司祭への招き

あなたは、カトリック司祭として一生を送りませんか

カトリック司祭とは

カトリック司祭は、キリストが生きたように生き、キリストが伝えた言葉を伝えるために、一生を独身で捧げる男性です。司祭には、修道会や宣教会に入ってから勉強してなる修道会司祭あるいは宣教会司祭と、教区司祭の推薦を受けて神学校で勉強してなる教区司祭の区別があります。

司祭になる条件

(1) カトリックの洗礼を受けて、3年以上の信仰生活を送っている独身の男性でなければなりません。
(2) 司祭になりたいと心から望み、共同生活を協調してやってゆける人で、明るく謙虚な人なら誰でもなれます。
(3) まず、身近な司祭に相談して推薦を受けます。
(4) 教区の神学生養成担当司祭との面接、司教の面接後、神学校を受験します。
(5) 神学校の養成期間は6年間です。

神学校
(1) 日本でカトリックの教区司祭になるための神学校は二つあります。
(2) 東京カトリック神学院は、東京都練馬区にあり、日本カトリック司教団により運営され、北海道、本州、四国の教区の司祭を養成します。
(3) 福岡サン・スルビス大神学院は、福岡市城南区にあり、聖スルビス会により運営され、九州の教区の司祭を養成します。
(4) いずれも2年間の哲学課程の後4年間の神学課程で学びます。

東京カトリック神学院

神学生の生活

(1) 神学生は全寮制で、養成担当司祭と生活を共にします。
(2) 神学生は全ての生活費をカトリック教会が負担しますので、家族への金銭的な負担は全くありません。
(3) 哲学と神学を勉学として学ぶことだけで司祭になれるわけではありません。共同生活を送る中で、一生をカトリック教会に全て捧げる堅い決心を身に付ける必要があります。
(4) この決心は必ずしも容易なものではありません。結果的に神学校に入学してから卒業して司祭になるまでの間にほぼ○○%の人が別の道を選びます。

司祭育成のための援助

 司祭一人が養成されるためには、多額の費用がかかります。そこで、教区司祭を養成するために、カトリック京都司教区においては、「一粒会」と呼ばれる神学生・司祭養成協力会があります。この一粒会には、京都司教区内の信者・求道者は、誰でもこの会員になることが出来ます。その役割は、司祭・神学生の召命のために祈りを捧げること、毎月定額の献金をすること、一粒会の会員を増やすため呼びかけることです。

神学生・司祭養成協力会